大人になり切れなかった子ども達
大人という言葉は普通に使いますが、大人とは一体何なのか? 20歳以上なのか、18歳以上なのかという年齢ではないんですね。
大人とは、感情をコントロールできる人のことです。
例えば、子どもであっても、見事に自分の感情を制御できて、人の好き嫌いもなく、誰とでも楽しく仲良くやっていってる子もいますが、彼らは立派な大人なんです。
かと思えば、年齢だけ重ねてしまって、平気で不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句、怒り、嫉妬、不安をばら撒いてる人もいます。大人になり切れない子供です。
夫婦喧嘩をしてる人が、世界平和を望んでます! 寝言は寝て言えってことなんですね。たった2人の間の平和も保てないのに、どうして70億人の世界に平和がおとずれるのかと。世界平和を望むなら、自らの心からネガティブな感情という名の武器・弾薬を放棄する努力が先でしょって。自らが核武装しておきながら、世界平和と言うなら偽善者です。
家庭や職場など今ある環境において、相手を思い遣り、労り、優しさを持って接する努力を積み重ねていけば、必ず豊かな人生になっていきます。
どういうことをやれば幸せになれるのか? お金やモノ、やる事など追い求めてる人も多いんですけど、身の回りの事で何をすれば…ではないんです。幸せな人というのは、何をやろうとも、何もしなくても、幸せなんです。なぜか?
心が澄んでるからなんですね。
社会や相手の幸せだけを願って行動できるので、結果的に周囲との人間関係も良好になり、幸せを常に感じながら生きていくことができるんです。つまり、感情を制御できてる人は、自らの内側にネガティブがないので、幸せな状態というだけなんですね。
世の中には、人間は喜怒哀楽があって当たり前と思っている属性と、ポジティブな属性とがあるんです。前者は後者の存在・グループを知らないので、喜怒哀楽を常識と思ってますが、それは視野が狭くなってる結果なんですね。知らないのは、類友の法則ってありますが、この両者が交わる事はあまりないので、気付きにくい部分ではあるんです。
人間関係や社会に対して、不満や怒りなどのネガティブな感情が出た時、一旦、自分の内側を見つめてみると良いんですね。一体、なんでこんなにイライラしてるんだろうって。もちろん、相手の言動は考えずにです。自分の心だけを見るってことですね。
そうすると、ある事に気付けると思います。支配欲。相手を自分の思い通りに操ろうとしている支配欲。人を牛耳る権利を神様から与えられて生まれてきたのであれば別ですが、どんな人もそんな権利は与えられてないんです。人間関係に上下はないです。手を取り合うための左右があるだけですね。
親子関係にも言えますが、子供を自分の思い通りにしようとする支配欲。子育てという名の親育て。実は子供に育ててもらってるんです。自分の方が精神的には子供だったと、それに気付けた人は、親子関係が一気に良好になります。
相手がどういう言動を取ろうとも、それをジャッジしているのは自分の心なんです。出来事それ自体は常にニュートラルで、それに心が色付けをして、善し悪しというレッテルを貼ってるだけなんですね。
心がフラットの状態の人は、ジャッジという色付けをしないので、どんなことにも感情的な影響を受けません。常に穏やかで居れるんですね。
現段階での心の状態は人それぞれ違いますが、大人になるというのは、ジャッジをせずに、お互いを認め合い、許し合い、助け合うことができるようになっていくということなんです。
社会的な地位や名誉、財産などは関係なく、人間的な成長というのは、心の成長なんですね。心は偏ってますので、フラットな状態に近づけていくことが心の成長です。
謙虚、感謝、思い遣り。人生においてこの3つを徹底しておけば、何も問題は起こらないですし、常に豊かな人生を歩んでいけます。
最後までお読み頂いて、ありがとうございます☆彡